【お勧め】映画『フラガール』試写会行ってきました!ってことで感想♪ [映画・ドラマ]
ストーリー:
昭和40年、福島県いわき市の炭鉱町。
“求む、ハワイアンダンサー”の貼り紙を見せながらここから抜け出す最初で最後のチャンスだと、 早苗(徳永えり)は紀美子(蒼井優)を誘う。
今や石炭から石油へとエネルギー革命が押し寄せ、閉山が相次ぐ中、炭鉱会社が構想したのが、レジャー施設「常磐ハワイアンセンター」だった。
紀美子の母・千代(富司純子)も兄・洋二朗(豊川悦司)も炭鉱で働いている。
父は落盤事故で亡くなった。母は“ハワイ”を作る話に大反対。
それでも紀美子と早苗はフラダンサーの説明会に出かける。
ほかの娘たちが逃げ出す中、残ったのは、紀美子と早苗、それに会社の庶務係で子持ちの初子(池津祥子)、そして父親に連れてこられた一際大柄な女の子、小百合(南海キャンディーズ・しずちゃん)だけだった。
評価:☆☆☆☆ ・・・4つ!!
百点満点なら85点ってとこかな。
久しぶりに良質の日本映画を見たって感じですね♪( ´∀`)ノ
まあ、監督は日本人じゃないわけだが、良い作品をほめられないほど偏狭ではないですよ(笑)
とはいえ、今後の作品にも期待するとともに、以前の作品も見てみたいと思いました。
ストーリー的には、かなり練り上げられてる感があって、良かったです。
ちょっと蛇足かな?とか、演出過剰かな?とか思うシーンもないではなかったのですが、だからといって、そこで“引いちゃう”ほどではなく、それもありなレベルです。
何より、「フラガール」というタイトルからぶれないので、気にしなければ気になりませんし、人によっては、それが逆に良いという人も多いのではないかいうシーンになっていると思います。
減点したのは、そういう、ちょっと気になるシーンとかのためですが、少なくとも悪い点は見あたりません。そういう意味での減点はひとつもありません。
さて、作品の方ですが、正直、無理矢理感動させようって感じのものだったら嫌だなぁ・・・
しずちゃんとかトヨエツとか、そういうので客寄せかなぁ~と思っていたのですが、それはほとんどなし。
フラダンスとかガチです。
もう、「フラガール」そのまんまな映画です。
田舎娘がプロの「フラガール」になっていく様がありありと描き出されています。
企業再生の物語として「日はまた昇る」なんてのがありますが、ああいうのとは違い、努力が報われて嬉しい、感動ってだけの物語ではなくて、「フラガール」だけに明るく、つややかな映画に仕上がってます。
タイトルからぶれない作りが良かったなぁ。
最初は、まず昭和40年頃(1960年代)の風景に引き込まれます。
完全に再現できてるわけではないけれど、当時を知っている人なら、
「そうそう、当時はあんな感じだった、(´-ω-`)ナツカシス」
と思うんじゃないでしょうか。
私の場合は、もう少し後の記憶からになるわけですが、若かりし両親の写真とか見ると、モノクロームの60年代にあんな風景が広がっているわけで・・・
後は訛りですかねw
私の実家の方でも結構なまってますが、私くらいの年代になると、訛りはあるけど標準語に近くなるわけですよ。
少し上の年代の人だと、私らでもわからん方言が飛び出したりして、怒られても意味がわかんなくて、きょとんとしたりすることもあったしw
ちょうど、最初の方で、岸部一徳の怒濤の訛りだらけの罵倒シーン(笑)があり、それを思い出して、爆笑していました(笑)
いや怒ってるんだけど、怒ってるんだけどね・・・何ゆってんだが、わがんね(笑)
いやあ、岸部一徳はいい味出してますよ。
その存在だけで各シーンに味が出ますねw
松雪泰子も、あんな感じだったっけ?って感じです(笑)
落ちぶれたダンサーって感じが“出過ぎてる”んですが、そこがまたいい(笑)
最初はやる気のなさ全開なのに、徐々に「先生」になっていき、最後の方では、岸部一徳に「先生、○○○になったな」と言われてます(笑)
松雪泰子も、いい味出してて笑いと感動に一役買ってます。
そういう、そこはかとない笑いは、全編に渡ってちりばめられており、それが過剰に笑いを取ろうというのでもなく、嫌みになるようなこともありません。
うまい具合に抑えられた笑いに仕上げられていて、時にクスリと笑い、時に爆笑し、タイミング良く織り込まれた笑いが、涙と感動を誘う呼び水となっているのは間違いないでしょう。
もちろん、はじめには、炭坑問題があり、解雇の問題があり、世代間の認識のズレの問題があり、親子のちょっとした確執なんかもあるわけです。
途中途中で嫌なシーン、悲しいシーンもあるわけですが、それでも、根底にあるのは、「フラガール」たちの真摯な思い、「未来をあきらめない」その一貫したテーマから逸脱してはいません。
だからこそ、途中でだれるようなこともなく、白けるようなこともなく、最後まで目が離せずに見入ることが出来る作品になっています。
悲しい思いがあるからこそ、感動を呼び起こせると言うものでしょう。
トヨエツ扮する紀美子(蒼井優)の兄が、劇中で「女は強えな」と妹に言いますが、まさしく、「フラガール」たちの強さってのは、女性の強さそのものでしょう。
男たちには持ち得ない、女性独特の強さ・・・それが常磐ハワイアンセンターをささえた力なのでしょう。
時代と共に変わらざるを得ない炭坑町の象徴として描かれているフラガールたち。
それは、明るく、美しく、健康的であり、まさに「黒いダイヤ」から生まれた新たなダイヤ以外の何者でもない。
本当に、さわやかに、気持ちよく、心地よく見ることができ、「見て良かった」と思えた映画でした。
単純に「感動した」というよりも、心地よさの方が先にある感じですね、イイです♪
結構泣いてる人いましたし、サクラかもしれませんが(笑)、拍手も起こりました。
かなり私もうるうるきたんですが、食いしばって我慢しました(笑)
そうそう、忘れてましたが、最後の最後のシーン。
「フラガール」のフラダンスですよ!
これですこれ。最後はこれですよね!
最後のフィナーレは、もう圧巻!
フラダンス最高!( ´∀`)ノ
っていうか、蒼井優、最高!( ´∀`)ノ
演技もいいですが、ラストに見せてくれるフラダンス(タヒチアンダンス?)がいいです。
激ウマだし、最後に見せてくれる表情に引き込まれて、こちらまで涙を誘われてしまった!
今後、要チェックですな(笑)
大分昔に一度見たきりで、もう記憶の彼方なのですが、久しぶりにフラ、生で見てみたくなりました!( ´∀`)ノ
スゴいですよ、フラガール!お勧め!
家族団らんで一緒に見るとちょうどいいかもしれません♪( ´∀`)
映画館でも見る価値ありです!
映画『フラガール』オフィシャルサイト
http://www.hula-girl.jp/
映画『フラガール』公式ブログ
http://blog.excite.co.jp/hula-girl/
スパリゾートハワイアンズ・ブログ
http://blog.livedoor.jp/hawaiians/
『フラガール』舞台挨拶付完成披露試写会 - [映画]All About
http://allabout.co.jp/entertainment/movie/closeup/CU20060923H/?NLV=NL000322-134
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